ルービックキューブ模様の作り方完全図鑑!簡単手順と戻し方
ルービックキューブの醍醐味は「6面を揃えるスピード」だけではありません。一度揃った状態からあえて特定のアルゴリズムを回すことで、幾何学的で美しい幾何学パターンを生み出す「模様(パターントリック)」のカルチャーが、2026年の今、国内外で再燃しています。デスクを彩るインテリアや、SNSで目を引くショート動画のアートとしても注目を集める模様作りは、揃え方を覚えた後の新たなステップとして最適です。
本稿では、誰でもわずか数秒で作れる定番の市松模様やヘソキューブから、上級者向けの「キューブインキューブ」まで、必須の回転記号とともに手順を徹底解説します。模様を作った後に最も多くの人が直面する「元の6面完成状態への戻し方」まで網羅しました。手元のキューブを手に取り、奥深いキューブアートの世界へ踏み出してみましょう。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:ルービックキューブの模様作りは「6面完成状態」から正確な手順を回すのが鉄則であり、わずか数手で完成する初心者向けから10手以上の高度なパターンまで幅広く存在する。
- 要点2:代表格である「市松模様(チェッカー)」や「ヘソキューブ(ドット)」は10秒以内に作れ、逆再生または同じ手順の反復で確実に元に戻すことができる。
- 要点3:失敗してキューブを崩さないためには、開始時のキューブの持ち方(正面・上面の色)を固定し、基本の回転記号を正しく把握しておくことが不可欠である。
【基本】ルービックキューブ模様回転記号と失敗しない前提ルール
キューブの模様作りを始める前に、絶対に押さえておくべき大前提が2つあります。それは「必ず6面完成状態からスタートすること」と、「標準的な回転記号を理解すること」です。崩れた状態からいきなり模様だけを作り出すことは、解法アルゴリズムを完璧に熟知していない限り不可能です。まずは綺麗に6面が揃ったキューブを用意してください。
模様作成の手順書(アルゴリズム)は、世界共通の「回転記号」で表記されます。アルファベット1文字は時計回りに90度、記号の後に「'(プライム)」が付く場合は反時計回りに90度、「2」が付く場合は180度回転を意味します。
- U(Up):上面を時計回りに90度 / U':上面を反時計回りに90度 / U2:上面を180度
- D(Down):底面を時計回りに90度 / D':底面を反時計回りに90度 / D2:底面を180度
- R(Right):右面を時計回りに90度 / R':右面を反時計回りに90度 / R2:右面を180度
- L(Left):左面を時計回りに90度 / L':左面を反時計回りに90度 / L2:左面を180度
- F(Front):正面を時計回りに90度 / F':正面を反時計回りに90度 / F2:正面を180度
- B(Back):背面を時計回りに90度 / B':背面を反時計回りに90度 / B2:背面を180度
- M(Middle):左右の間の中央列を上から下へ90度
- E(Equator):上下の間の中央段を右から左へ90度(正面から見て時計回り方向)
- S(Standing):前後の間の中央層を時計回りに90度
特に模様作りでは、真ん中の列を回す「M層」「E層」「S層」を活用すると、驚くほど短い手数で鮮やかなパターンを生み出すことが可能です。始める際は、正面(F)を白色、上面(U)を黄色など、基準とする持ち方を毎回固定する習慣をつけましょう。

【2026年最新】3×3ルービックキューブ人気模様一覧と難易度比較
一口に模様と言っても、3手で完成するシンプルな幾何学配置から、キューブの中に小さなキューブが埋め込まれているように見える錯視アートまで多岐にわたります。編集部が検証した難易度、手数、視覚的インパクトをまとめた一覧表がこちらです。
| 模様名(パターン名) | 必要手数・回転記号難度 | 見映え・デザイン性 | 編集部の見解・おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 市松模様(チェッカーボード) | 6手(または中央3手) / ★☆☆☆☆ | コントラストが美しい定番 | 初心者が最初に覚えるべき王道。5秒で作れて戻しやすい。 |
| ヘソキューブ(ドット/目玉) | 4手(中央層のみ) / ★☆☆☆☆ | 中心だけ色が入れ替わる可愛さ | 手軽さ抜群。オフィスデスクのワンポイントに最適。 |
| キューブインキューブ | 15手 / ★★★★☆ | 2×2が埋め込まれた立体錯視 | 圧倒的な技術感を演出可能。SNS映えスコアが極めて高い。 |
| ストライプ(縞模様) | 12手 / ★★★☆☆ | スタイリッシュなライン模様 | インテリアとの親和性が高く、落ち着いた高級感を演出できる。 |
| アナコンダ(蛇模様) | 14手 / ★★★☆☆ | キューブを帯が巻きつく形状 | 回転軸を斜めに傾けて飾ると最も映えるギミック系パターン。 |
誰でも10秒で作れる!ルービックキューブ簡単模様パターンの回し方手順
ここからは、実際に手元で動かせる具体的な手順を紹介します。まずは覚えるのが簡単で、一瞬で周囲を驚かせることができる代表的な3パターンです。
1. 市松模様(チェッカーボード)の作り方手順
全6面が格子状のチェック柄になる、最も有名で美しいパターンです。外側の列を回す方法と、中央列を回す方法の2種類があります。
【外側列を使う手順(計6手)】
M2 E2 S2 または R2 L2 U2 D2 F2 B2
向かい合う面をそれぞれ180度ずつ回転させるだけです。右面を2回、左面を2回回し、キューブの向きを変えて上面2回、底面2回、最後に前面2回、背面2回を回せば完成します。中央列を回せるキューブなら、縦の中央を2回、横の中央を2回、奥行きの中央を2回回すだけで一瞬でチェッカー柄が浮かび上がります。
2. ヘソキューブ(ドット模様)の回し方
各面の中心パーツ(センターキューブ)だけが別の色に入れ替わり、まるで「へそ」や「目玉」のように見える可愛らしい模様です。
【手順(計4手)】
M' E M E'(または中央列を上→右→下→左と循環させる)
1. 縦の中央列を上へ回す
2. 横の中央段を右へ回す
3. 縦の中央列を下へ戻す
4. 横の中央段を左へ戻す
わずか4手、慣れれば3秒で完成します。配色の組み合わせ次第で非常にポップな印象になります。
3. かわいい模様作り:ミニストライプ(2面ライン)
対向する2面に美しいストライプのラインが走るパターンです。
【手順】F U F R L2 B D' R D2 L D' B R2 L F U2 D
少し手数は増えますが、規則的な指の動きで回すことができ、白・青・赤などの原色が整然と並ぶ洗練されたビジュアルに仕上がります。

上級者も魅了するキューブインキューブの手順とルービックキューブ模様アート
キューブの角(コーナー)を中心に、まるで3×3の中に2×2のミニキューブがすっぽりと埋め込まれているように見える「キューブインキューブ(Cube in a Cube)」は、パターントリックの中でも最高峰の人気を誇ります。
【キューブインキューブの手順(15手)】
F L F U' R U F2 L2 U' L' B D' B' L2 U
この手順を正確に回すと、手前のコーナーを中心にして3面それぞれに小さな正方形が出現します。さらに、その中にもう一段階小さな1×1のキューブが入れ子になったように見せる「キューブインキューブインキューブ(Cube in a Cube in a Cube)」という超上級手順(17手:U' L' U' F' R2 B' R F U B2 U B' L U' F U R F')も存在します。
近年では、こうした単体の幾何学パターンにとどまらず、数十個から数百個のルービックキューブを並べて巨大な肖像画や文字を描く「ルービックキューブ模様アート(モザイクアート)」が展示会やSNSで大きな話題を呼んでいます。個々のキューブに適切な模様を作って配置する技術は、知育パズルの枠を超え、現代グラフィックアートの新たなジャンルとして定着しつつあります。
【実態検証】元に戻せない悲劇を防ぐ「ルービックキューブ模様の戻し方」と現場のリアル
模様作りに挑戦した人がネット上のコミュニティや知恵袋で最も多く投稿しているのが、「かっこいい模様は作れたけれど、元の6面揃った状態に戻せなくなって絶望した」という声です。模様から通常状態への戻し方には、明確な数学的ルールがあります。
戻し方の2大原則
- 対称パターンの場合(市松模様など):作ったときと「全く同じ手順」をもう一度回すだけで元の6面に戻ります。
- 非対称パターンの場合(キューブインキューブなど):手順を「逆順かつ逆回転」で実行するか、同じ手順をあと2回(計3回)繰り返すことで原形に復帰します。
例えばヘソキューブの場合、適当に向きを変えて同じ手順を回すと色がさらに混ざってしまいます。戻すときは「中央のドットの色が、周囲の色と一致する面」をよく観察し、動かした中央層を正しい位置へ逆回転させていくのが確実です。不安な場合は、スマートフォンの動画で自分が回した手元を撮影しながら練習すると、迷子になった際の手戻りが劇的にスムーズになります。

一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット上には「どんなにバラバラな状態からでも、決まった短い手順を回せば一発で市松模様にできる」という誤解が一部で見られますが、これは完全な誤りです。
キューブの配置理論(群論)において、模様を作るアルゴリズムは「完全な完成状態の各パーツの位置関係」を前提に設計されています。そのため、1箇所でもパーツの配置が狂っている状態から模様手順を適用しても、歪んだ中途半端な配置にしかなりません。必ず一度6面を完成させてから模様手順へ移行してください。
【プロの結論】模様作りに向いている人・慎重になるべき人の判断基準
- 模様作りに向いている人:
- すでに6面を独力(または解法チャートを見ながら)揃えられる人
- ルービックキューブをおしゃれなインテリアとして部屋に飾りたい人
- スピードキューブの合間に、指先の器用さとアルゴリズム記憶力を鍛えたい人
- 慎重になるべき人:
- まだ自力で6面を揃える解法をマスターしていない人(※途中で崩れた際に復元できなくなるリスクがあります)
- 回転が極端に硬い古いキューブを使っている人(※中央列の回転操作でキューブが破損する恐れがあるため、競技用マグネット内蔵キューブの導入を推奨します)
【ルービック キューブ 模様】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:模様を作っている途中で手を滑らせて手順が分からなくなりました。どうすればいいですか?
A1:途中で止まってしまった場合、そこから推測で模様を完成させるのは困難です。一度落ち着いて基本解法(LBL法など)を使って通常の6面完成状態へ戻してから、再度最初の手順からやり直してください。
Q2:4×4や5×5など、大きなキューブでも同じ模様は作れますか?
A2:はい、作れます。特に4×4×4や5×5×5の大型キューブでは、複数の層を組み合わせて回すことで、より複雑で巨大な市松模様や、何重ものキューブインキューブを作ることが可能になり、非常に見応えがあります。
Q3:模様を綺麗に見せるためのキューブの飾り方はありますか?
A3:専用のキューブスタンドを用い、角(コーナー)を真上に向けて斜めに立てる「ダイアモンドディスプレイ」がおすすめです。上面・正面・側面の3面が一度に視界に入るため、キューブインキューブやアナコンダの立体感が最も引き立ちます。
まとめ:揃える楽しさから「魅せる楽しさ」へ広がるキューブの世界
ルービックキューブは、タイムを競うスピード競技としての魅力に加え、幾何学的な美しさを楽しむパズルアートとしての深いポテンシャルを秘めています。まずは最も手軽な「市松模様」や「ヘソキューブ」から指を動かしてみてください。整然とした色の規則性が目の前に現れる瞬間は、6面を揃え切ったときとはまた違った知的な感動を与えてくれるはずです。 (出典: ルービック キューブ 模様(Yahoo!ニュース))